兵庫県丹波篠山市が、9月26日(木)にアライグマ・ヌートリア捕獲従事者講習会を開催、参加者を募集している。
丹波篠山市ではアライグマ、ヌートリアの被害が深刻化している。ヌートリアは川辺に生息しており、近辺の農作物を荒らすが、アライグマは農作物被害のみならず、特に4~6月の出産期に家屋に侵入するため、糞尿の被害、破損等による雨漏りなどの被害も頻発している。農村地帯だけでなく市街地、住宅密集地でも被害は深刻だ。
本講習会は、受講すれば狩猟免許を所持していなくても捕獲に従事できるというもの。箱ワナ限定で、自身が管理する農地または居住する集落内でワナを設置、捕獲することができる。捕獲した場合、止め刺しはせず、ワナのまま所定の施設に運搬する。
出産期にかかる4~7月には報奨金も出る。箱ワナの購入には、集落からの申請で50%・上限5000円の補助金が交付される。
狩猟免許非所持者でも捕獲ができるこの施策は「外来生物法」に基づくもので、自治体の防除計画で策定されることで実施可能となる。すでに丹波篠山市では500名を超える従事者がいるが、市の担当者は「多ければ多いほど良い」としており、新規の申し込みも毎回増加しているという。
令和6年度アライグマ・ヌートリア捕獲従事者講習会を開催します
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/morizukurika/wildlife/27044.html