エゾシカ料理セミナーin 東京・大阪

北海道のエゾジカの肉、皮革をテーマとしたセミナーが、10月2日（水）東京、10月31日（木）大阪で開催される。北海道庁の「令和6年度エゾシカ有効活用推進事業委託業務」の事業のひとつ。

セミナーは講演と実演で構成されており、エゾジカをその場でさばく解体実演も行われる。

・講演「安全で美味しいエゾシカ肉生産の取り組み」
・講演「エゾシカ皮革製品の素材の魅力」
・実演「解体実演と部位に適した料理の説明」
・実演＋試食「エゾシカ肉を使った調理実演」

いずれもエゾジカ利活用の第一線で活躍するプレイヤーによるもので、内容の充実度は折り紙つき。ことに解体実演は国産ジビエ認証・エゾジカ認証を取得している「アイマトン」（北海道滝川市）の黒島俊也氏が務めており、一見の価値ありだ。

調理実演と試食は、東京では新進気鋭の「ACiD brianza」児玉智也シェフ、大阪ではインターコンチネンタルホテル大阪の柴原仁祟料理長が担当する。

参加は無料。応募者多数の場合抽選。申し込み締め切りは東京・9月30日（月）、大阪・10月29日（火）。会場は、東京・パティア東京ベイサイド店、大阪・ハウジングデザインセンター大阪「Cterrace」。どちらも13時スタート、15時30分終了の予定。

外食業界では、歩留まり、価格、供給量などの面から、エゾジカの人気は高い。さらに都市部での消費拡大を狙う。

北海道は近年道外へのエゾジカPRに力を入れており、今年も東京・大阪でのPR事業を複数展開している。国内最大級のジビエの食肉処理施設がオープン予定、食品大手がエゾジカで道庁と連携するなど話題も尽きない。今後ますますエゾジカ利活用に拍車がかかりそうだ。