徳島県が「阿波地美栄衛生処理講習会」を開催

県独自で「阿波地美栄」の認定を行っている徳島県。県内11の施設が「阿波地美栄」の認定を受けており、ジビエ先進県のひとつだが、より一層の普及拡大を目指し、食用利用を前提とした処置、衛生的な処理等のセミナーを毎年開催している。

今年も10月12日(土) 、10月27日(日)の2回、「阿波地美栄衛生処理講習会」を開催する予定で、参加者の募集を開始した。

講習会は、3部構成で、午前中は食用利用を前提とした捕獲、搬入をするための「ジビエハンター研修会」。国の制度を利用しており、主に捕獲従事者が対象となる。捕獲から搬入までのプロセスで、肉の質が大きく変わる。その知識と技術を実地も交えて講義する。午後は座学「阿波地美栄処理衛生管理ガイドラインについて」と、処理施設での実技研修「衛生的な解体について」。「衛生的な解体について」は、実際に解体処理の作業を見ながらの研修で人気も高い。

講師は、ジビエハンターの第一人者で、国産ジビエ認証取得第一号の京丹波自然工房の垣内規誠氏が努める。

処理施設を開設しているまたは開設するかそこで働く予定がある人、また、捕獲従事者で施設への搬入をしているか、これからするしようと考えている人などが対象となる。会場は、1回目が祖谷の地美栄、2回目が那賀町木沢シカ肉等加工施設。いずれも座学は近隣の会議室を利用する。要事前申し込み。

野生動物(シカ・イノシシ)の衛生的な処理について「阿波地美栄衛生処理講習会」を開催します
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/shokunoanzen/7243456/