7月20、21日に軽井沢・ショッピングプラザ(長野県軽井沢町)で開催された「信州ジビエ&ブルワリーガーデン」に、ジビエを得意とする県内の4事業者がキッチンカーで登場し、特徴のあるジビエ料理を来場者に振る舞った。
「シュタンベルグ」は、「信州ジビエマイスター」第1期の久保弘樹氏が、鹿ホットドッグ、鹿ソーセージ、鹿のテリーヌなどを提供。美味しいジビエシャルキュトリに出会うのは難しいが、ふわふわと軽いソーセージは絶品で目からウロコの逸品。「ファイヤータコス」は、かつて「馬鹿バーガー」で話題をさらったメンバーのキッチンカーで、今回は鹿のトマトソースを使ったポークタコス。チーズや玉ねぎをうまく合わせて、日本人でも食べやすく、食べごたえのあるタコスとなっている。
「チェルビアットカフェ ハンターズキッチン」は、バーガーを中心に4種のジビエメニューを提供。漬物の松尾商店とコラボし、たくあん、野沢菜漬け、セロリ漬け、赤カブ甘酢漬けをピクルスのように使った「ビーナスバーガー」は、鹿の旨味と漬物が見事にマリアージュ。素晴らしい一品。
「oyaki cafeほうろくや」は、蕎麦屋が仕掛ける「おやき」のキッチンカーで、ラインアップのひとつに「信州ジビエOYAKI」を加えている。柚子や味噌を組み合わせたひき肉のあんで、いわば変わり種おやきとも言えるが、鹿肉の旨味がよく引き出されている。
長野県のワイナリー、酒蔵も出店しており、信州ジビエと長野県産ワイン、日本酒を楽しむことができるイベントとなった。この企画は、県外からの来客に「信州らしさ」を感じてもらいたいと軽井沢・ショッピングプラザが企画したという。今回の事業者は4社のみだったが珠玉のジビエメニューが揃い、信州ジビエのレベルの高さを感じることができた。