麻布大学、島根県美郷町で高大接続・社会連携プロジェクト

麻布大学(神奈川県相模原市)が、島根県美郷町で、高大接続・社会連携プロジェクトとして、「日本トップクラスの鳥獣害対策を学外実習で専門的に学ぶ」を開催する。

これは、9月17日(火)~19日(木)の3日間、同町に設置されたサテライト施設「麻布大学フィールドワークセンター」を利用し、麻布大学の学生が現地で学ぶというもの。今年4月に設置された「高大接続・社会連携プログラム開発センター」による教育プログラムのひとつとなる。麻布フィールドワークセンターは2021年4月に開設され、これまでの教育活動は学科単位で多数行われてきたが、全学科共通での活動は今回が初。主な目的は2つあるという。

ひとつが美郷町で展開されている「美郷バレー構想」を理解し、ニホンジカのジビエ活用について学ぶこと。地域に根ざした先進的な鳥獣被害対策、ジビエ事業の取り組みを実地で学ぶ。単なる捕獲現場の見学だけでなく、HACCP衛生管理に基づくシカの解体実習や、シカ肉の調理実習など、獣医系と生命環境系学科を持つ麻布大学らしい専門的な内容となっている。

もうひとつが、地元、島根県立島根中央高等学校の生徒との連携だ。高校生とともに地域の魅力発信、地域・社会とのつながり、課題解決、将来展望」を考えるプロジェクトを実施する。大学生と協働することで、地域の高校生が地元の魅力を再発見し、地域活動のモチベーション向上に寄与したい考えだ。

本事業は、麻布大学フィールドワークセンター、美郷町役場、島根県立島根中央高等学校のほか、同町で鳥獣被害対策や食肉処理施設の運営、ジビエ事業を行うタイガー株式会社、町内の飲食店「食事処またたび」の連携によって実施される。

日本トップクラスの鳥獣害対策を学外実習で専門的に学ぶ -麻布大学×島根中央高等学校×島根県美郷町 高大接続・社会連携プロジェクト実施-
https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2024/0903_44492.html

※写真は麻布大学のリリースより引用