山梨県がハンター向け「ジビエ利活用研修」

山梨県が、9~10月、県内の処理施設で「ジビエ利活用研修」を4回開催する。

これは、ジビエ(食用)利用を前提とした捕獲から解体までの一連の処理、ジビエ事業のノウハウ、調理のポイントなどを学ぶもので、各回とも県内の「やまなしジビエ認証」を取得している施設で開催し、内容も少しずつ異なっている。

9月28日(土)早川ジビエ処理加工施設
10月5日(土)富士河口湖町ジビエ食肉加工施設
10月12日(土)丹波山村ジビエ肉処理加工施設
10月19日(土)明野ジビエ肉処理加工施設

対象は狩猟免許所有者(丹波山村のみ狩猟免許取得希望者も参加可能)。いずれも参加費は無料で、先着10名(丹波山村は20名)で締め切る。

食肉利用のためには、適切な止め刺し、放血が重要で、止め刺し前の興奮状態や放血の良し悪しで肉の味が大きく変わる。そうした知識・技術を持った捕獲者を農水省は“ジビエハンター”と呼び、その養成に努めているが、山梨県も同様なハンターの育成を進めたい意向だ。また、山梨県は2017年に「やまなしジビエ認証」を施行しているほか、鹿革利活用プロジェクト「urushinashika(うるしなしか)」などを推進するなど、捕獲個体の利活用に力を入れている。

ジビエ利活用研修
https://www.pref.yamanashi.jp/shizen/2023jibie.html