ジビエ先進地のひとつ、愛媛県で9月1日に狩猟フェスティバルが開催される。
愛媛県でも鳥獣被害が深刻化しており、市街地に出没するいわゆるアーバンアニマルも頻発しているという。しかし、狩猟、捕獲の担い手の高齢化、減少も他県同様問題となっている。本イベントは捕獲の担い手を増やすこと、野生鳥獣問題の普及啓発を目的に開催されるものだ。
シンポジウムでは、愛媛大学の渡邉敬逸准教授(社会共創学部環境デザイン学部)の「南予の柑橘を守るために狩猟ができること」と題した基調講演、その後「狩猟のはじめかた・つづけかた」をテーマにしたパネルディスカッションを行う。会場ではハンティングシュミレーション、狩猟免許取得相談など、狩猟者支援のコンテンツも用意されている。
高校、大学、鳥獣管理専門員によるパネル展示もあり、こちらも見逃せない。
もちろん会場ではジビエ料理や加工品の販売も行われる。イノシシの旨さでは評判の高い「しまなみイノシシ活用隊」や、加工品で話題の「旅するジビエちゃん」など人気の出店が揃う。
会場は八幡浜市の道の駅 みなとオアシス「八幡浜 みなっと」。シンポジウムはみなと交流館で開催される。参加費は無料。シンポジウム参加にはサイトのフォームから事前申し込みが必要だ。
愛媛県は鳥獣被害対策とジビエの情報ポータル「EHIME GIBIER FILE」で情報発信に努めるなど、活発に活動している。県内の量販店でもジビエを積極的に扱っており、地域住民にもジビエが定着していることを伺わせる。今年7月には「ジビエ夏祭り」を開催し、ニュースを賑わせた。
「えひめ狩猟フェスティバル2024」の開催について
https://www.pref.ehime.jp/page/18001.html
※画像はイベントチラシから抜粋。