鳥獣被害対策コーディネーター育成研修、受講者募集

野生鳥獣対策連携センター(本社:兵庫県丹波市)が、10月~1月に「鳥獣被害対策コーディネーター育成研修」を開催。受講者を募集している。

この研修は、農林水産省令和6年度鳥獣被害対策基盤支援事業の一部として実施するもの。鳥獣被害対策事業の発注者としてシカ対策の計画策定や検証・事業評価の手法を学びたい自治体職員、森林管理局職員、森林総合管理士、林業普及指導員等が対象となる。

研修は、「技術編」と「計画・研修編」の2部構成となっている。

技術編は、野外研修もまじえ、調査手法、防護手法、捕獲手法、防除計画策定等、造林地でのシカ被害対策の基本を学び、シカ被害対策事業の設計・実行に必要な事項を押さえていく。野外研修の実施場所には、シカ被害の進行度が高い地域と低い地域を用意。それぞれの状況に応じた対策を学ぶ。3カ所で実施し、いずれも3泊4日の日程。

計画・検証編は、技術編で学んだ内容をもとに、PCを使った防護演習、捕獲演習を行う。防護演習は、シカ対策の実施の影響や効果、コストの検討等。捕獲演習は仮想地域を設定した調査・計画のシミュレーションで、結果の評価方法、次年度以降の計画立案のポイントなどを学ぶ。

技術編は
10月8日(火)~11日(金)福島県白河市(シカ被害低)
10月15日(火)~18日(金)北海道苫小牧市(シカ被害高)
11月11日(月)~14日(木)宮崎県都城市(シカ被害高)

計画・検証編は
12月10日(火)~12日(木)岡山県岡山市
12月17日(火)~19日(木)埼玉県さいたま市
1月7日(火)~9日(木)大阪府大阪市
1月14日(火)~16日(木)熊本県熊本市

参加費は無料(交通費、宿泊費は各自負担)。開催地ごとに定員は20名。技術編のみ、計画・検証編のみの受講も可能だが、両方の参加が望ましいとしている。

地域リーダー(森林)及び鳥獣被害対策コーディネーター育成研修受講者募集のご案内
https://www.cho-jyu.jp/kensyu2024/index.html

※写真はイメージです。