マクセルフロンティア(本社:神奈川県横浜市)が開発、20224年3月から販売している「マタギっ娘 LTE-M版」の導入が山形県を中心に拡大しているという。
「マタギっ娘」はワナでの捕獲を検知し通知するシステム。山中等、携帯電話の圏外で中継機を使用する「ZETA版」と、4Gの携帯電話圏内で使用する「LTE-M版」がある。
LTE-M版の導入が進んでいるのはその手軽さが理由だ。
・中継機が不要で、本体とスマホだけで利用が可能
・月額の通信費が不要
・本体も軽量の230g(電池除く)
・乾電池3本で約1年稼働(捕獲状況等で異なる)
特に、月額通信費が不要なのは自治体にはうれしい条件。月ごと発生する通信費は補助金の対象外のためだ。通信費はプリペイドSIMで本体価格にあらかじめ含まれている。通信量は8年間有効な500MBで、これは3600頭の捕獲の通知に相当するという。毎日1頭獲ってもおつりが来る計算だ。
個人への販売はしておらず、自治体や企業向けに複数台数を一括で販売する。導入台数や条件によって異なるが、本体価格は1台あたり4万~5万円程度。
毎月の通信費が不要な鳥獣被害対策用監視システムが 8 つの自治体・団体で導入
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6810/ir_material21/236190/00.pdf