農林水産省「ジビエハンター研修」開催、参加者募集を告知

8月から順次開催される「ジビエハンター研修」の参加者の募集が始まった。

ジビエハンターとは、捕獲個体の食用利用のために適切な処置ができる知識と技術を持ったハンターを指す。具体的には「消毒したナイフで止め刺しをする」「止め刺し後に川に漬けたりしない」「銃猟で腹は撃たない」といった、捕獲から施設に搬入するまでの処置が対象となる。

適切な処置がされた個体でなければ食肉処理施設では受け入れができないため、全国の処理施設からこうした研修を求める声が上がっていたという。

ジビエハンター研修制度は、こうした声を受けて農水省が整備したもの。「育成研修実施機関」に登録すれば、農水省が準備した研修テキストを利用することができ、適切な講師も紹介してもらえる。現在、自治体や食肉処理施設の事業者が8団体が実施機関として登録している。正式には令和5年度からスタートしており、昨年度は4カ所で開催され、オンライン開催も含め300名弱が受講したという。

今年度は実地開催が4カ所、オンライン開催4回が予定されており、オンライン開催と群馬県、徳島県での開催の募集が始まっている。

オンラインは10月9日、24日、11月9日、19日の4回。群馬県は8月23日、10月18日、12月17日の3回。徳島県は10月12日、27日の2回を予定している。群馬県、徳島県は、基本的に県内在住者が対象となる。

ジビエハンター研修 ご案内中の研修
https://www.maff.go.jp/j/nousin/gibier/gibier_hunter.html

※画像はyoutube 農林水産省 maffchannel「ジビエハンター研修PR動画」より抜粋